ママパパ小児科医の声

講師 アレルギー専攻

私は平成22年に兵庫医科大学を卒業し、大学の同期であった妻と共に初期研修終了後の平成24に入局しました。医師3年目に双子の女児が生まれ、7年目に男児が産まれました。現在、3児の父として子育てをしながら大学で勤務しています。
小児科医とはいえ、子育ては中々思うようにいきません。今でこそ熱を出す頻度はぐっと減りましたが、以前は本当によく熱を出していました。加えて、学級閉鎖になったり、転んで怪我をして呼ばれたり、学校行事が直前に決まったりと何かと急に勤務調整が必要になる機会は多いです。また、急ではなくとも年齢や学年によって生活リズムが変化します。そのような時に大学で働いてると、比較的にマンパワーがあり、特に小児科は子育てに理解が深いことから、代診を立てたり勤務形態を変えたりといったような柔軟な対応がとりやすいです。現在、夫婦そろって医師として働くことが出来ているのは医局に属しているからと思っています。
理想の働き方は個々の家庭やケースによって違うと思いますが、それぞれに合った少しでも理想に近い働き方ができる場所が兵庫医大の小児科だと思います。将来のことや現在の働き方に悩んでいる方は、ぜひ一度、相談に来てください!

12年目 助教 神経専攻

私は医師9年目の時に、1人目の子どもを出産しました。妊娠中は、切迫流産やつわりが落ち着くまでお休みを頂きました。その後ちょうど新型コロナ感染症が発生し始め、感染が妊娠に与える影響がはっきりわかっていない頃だった事もあり、つわりからの復帰後も、発熱患者さんの初期対応は他の先生に担当してもらったりと、かなり配慮して頂きました。専門分野の臨床経験を積むために国内留学に行かせてもらい、医局に戻ってきた年度だったのでしっかり働きたかったのですが、初めて思うように働けなくなったのがショックで、何より申し訳ない気持ちになりました。しかし、医局の先生方には、焦らず体調を優先しましょうと励ましていただき、安心して無事に産休に入るまで働くことができました。そして、子どもが10か月になる頃まで育休を頂き、フルタイムで復職しました。現在、子どもは2歳になり、もうすぐ2人目を出産予定です。希望する働き方、勉強したい事について医局に相談させてもらい、子育てをしながら、臨床だけでなく、研究や治験にも参加させて頂き、とても充実しています。医局の先生方の温かいサポートのおかげです。
バタバタした毎日ですが、小児科医の知識を活かして、子どもとは短くても濃い時間を過ごせるように夫婦(夫も同じく小児科医局員です)で心掛けています。苦手な家事は料理上手な夫や、お掃除ロボットなどに支えられながらなんとか回っています。家庭と仕事が”両立”できているかはわかりませんが、楽しく子育てしながら、やりがいのある仕事ができています。なので、子育てしながら働けるか不安で、入局や復職に迷っている方がおられましたら、是非私たちとお話しできたらと思います。

11年目 助教 腎臓専攻

私は現在2歳半になる娘がいます。私は平成25年に兵庫医科大学を卒業し、兵庫医科大学病院で2年間の初期研修を終え、そのまま兵庫医科大学小児科に入局致しました。医師6年目で東京女子医科大学腎臓小児科に国内留学し、8年目から再び兵庫医科大学小児科でお世話になっております。現在は妻も同医局員のため、共働きで育児をし、日々バタバタとした生活を送っております。大学病院は専門性の高い臨床的業績と学術的業績を求められますが、医局の寛容な先生方のおかげで夫婦ともに育児しながら、フルタイムで臨床と学術的な研鑽に勤しむことが出来ております。また医局にはパパ、ママ先生も多く育児相談も気軽に出来き、急な早退や休みに対しても理解があるためとても働きやすい環境です。働き口に迷われているパパ、ママ先生はぜひ一度当科にご連絡いただけると幸いです。

11年目 助教 神経専攻

平成25年に、兵庫医科大学を卒業し、市中病院で小児科研修終了後、卒後5年目から兵庫医科大学で働き始めました。
卒後8年目に出産し、現在2歳になる娘がいます。約2年間の不妊治療の末に授かった宝物です。
私の今の働き方は、週5日9-16時の時短勤務です。生後9ヶ月で復帰した時は、週4日で働いていました。急に休まざるを得ない時に、いつでも交代が可能な様に勤務体系を配慮してくださっていることもあり、とても働きやすいです。これは、人員が多い大学病院ならではだと思います。兵庫医科大学の医局には、複数名の子育て中の女性医師がいます(2023年2月時点で6人)。当直の有無、働く日数、時間はバラバラで、様々な働き方をしています。働けるキャパシティーは人により様々です。医局長や教授はすごく親身に相談に乗ってくださるので、ご自身にあった働き方が見つかるのではないかと思います。 時短勤務ですが、キャリア形成を諦めたくはありません。学会発表や論文作成も頑張れる素敵な環境です。卒後10年目には小児神経専門医を取得できました。
子育ては学びが多く、今しかできません。医局には迷惑をかけているなと思うことも多いのですが、できる時にできることを頑張って医局にお返しできたらいいなと思います。