外来案内 Outpation

腫瘍部門

 婦人科がんガイドラインに準拠した治療を中心に、最新の治療の提供を兼ねた臨床試験を行っています。臨床試験は多施設と共同で行う場合(特定非営利活動法人婦人科悪性腫瘍研究機構JGOGや特定非営利活動法人関西臨床腫瘍研究会KCOG)や当科が主体となって実施する場合もありますが、いずれも試験開始前に内容がインターネット上で公開され(UMIN臨床試験登録システム)、試験終了時には結果を公開することで、安全性と公益性が担保されています。

 実際の治療は、患者や家族の方々の社会的背景も含めて、できる限り希望に沿った治療を提供できるように心がけています。「まだ子供が欲しいのに、結婚もこれからなのに、がんと言われた」、「小さな子どもにどう接していいのかわからない」、「家族にもがん患者が多くて心配…」、「インターネットを見ていたら、海外でこんな治療が紹介されていた」、「がんの遺伝子を調べるといいって聞いたけどどうしたらいいの」など、がんと診断されると多くの不安や困難に直面するのは当然ですので、納得した上で治療を受けていただけるよう、院内の連携にとどまらず地域の先生方や行政と連携しながら、治療やサポートを提案させていただきます。