兵庫医科大学 脳神経内科学講座

主任教授 木村 卓




兵庫医科大学 脳神経内科学のホームページに訪問いただきありがとうございます。当教室は平成14年7月に芳川浩男教授が着任され、令和1年10月31日退職されるまで17年間教室を主宰されました。そして私、木村卓(きむらたかし)が令和2年8月1日に主任教授に着任いたしました。


当教室の良さは若手からベテランまで人員がそろっており、分け隔てなく議論ができることです。患者さんの診断・治療方針はカンファレンスを通して、何度も議論、確認されたもので、安心して診療を受けていただけるものと自負しています。若手の育成にも力を入れており、臨床経験を積み、世の中の役に立つ医師を育てていく所存です

研究面では筋強直性ジストロフィーの中枢神経症状の解明、MRIを用いた神経変性疾患の新規診断法の確立、多系統萎縮症の臨床像の解明、モデル動物を使った軸索ジストロフィーの病態解明などを行っています。

教育面では学生、研修医に複雑な神経疾患の診断、治療が適切に行えるように丁寧に指導しています。また、入局後、内科専門医・神経内科専門医取得、学位取得をスムーズに行えるように全力でサポートします。

標榜診療科名ですが、平成30年10月に「神経内科」から「脳神経内科」に変更になっています。これは「脳・神経の疾患を内科的専門知識と技術を持って診療する診療科」(日本神経学会ホームページより引用)として認知してほしいという理由からです。教室名も、令和2年4月より「内科学(神経・脳卒中科)」から「脳神経内科学」に変更になりました。

今年は新型コロナウイルスの蔓延に伴い様々な影響を受けています。神経難病の患者さんが適切な診療を受けられていないか心配しています。コロナウイルスとどのように対処していくのか、ポストコロナの時代に安心、安全な医療をどのようにして構築するのかが問われています。何が患者様の幸せに結びつくのかを、医局員とともに考え、一つ一つ成果を出していきたいと思います。


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