はじめに 最近、いろいろなところで心エコー図検査の件数が急増したという声を聞きます。 それに伴い、心エコー図検査における超音波検査士の役割が増え、かつ多様化してきているようです。 一方、超音波装置が安価になり、またハンディ化してきました。 その結果、誰もが簡単に心エコー図検査を行える環境が整備されつつあります。 このことは、超音波を専門とする医師や検査技師のみが超音波検査を行うという今までの構図の崩壊に繋がります。 すなわち、心エコー図検査が聴診器替りに使われるようになる時代がもうそこまで来ているということです。 そうなると、心エコー図検査のできる能力が専門医のみならずあらゆる医師に要求されるでありましょう。 医師のみに限らず多くのコメディカルスタッフに簡単な心エコー図検査が要求される、というような時代も遠からず到来するかもしれません。 このような近未来を想像し、私たちは今まで心エコー図検査とは無縁だった医師、検査技師の方たちに学習の場を提供しようと、この阪神心エコー図カンファレンスを作りました。 阪神心エコー図カンファレンスは研究会ではありません。 すなわち、研究発表の場ではなく、これから心エコー図を始めようとする方々、または心エコー図を撮り始めたけれどなかなか上達しなくて悩んでいる方々を対象に、教科書や雑誌からは得られないことを学んでいただくことを企図した場であります。 ぜひ、積極的に参加していただき、日頃悩んでいること、ぶつかっている壁について一緒に語り合いましょう。
阪神心エコー図カンファレンス 代表世話人
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